ゴールコン 認定・審査 施工性 製品図 施工事例 全国ゴールコン協会

施工性

施工手順


1.基礎

  • 土質、高さに適合した設計で基礎コンクリートを打設。
  • 打設時に鉛直鉄筋を突出させる。
  • 鉄筋間隔は正確に配置し勾配は壁面勾配と同一に、段違いは基礎に設ける。

2.ゴールコン1段目

  • ゴールコンを正位にクレーン車等で吊り、手元2人で既に固定してある鉛直鉄筋に、ゴールコンの鉛直鉄筋孔を通して据付ける。
  • 据付位置、寸法、勾配を測定、調整する。
  • 生コンを、ゴールコン鉛直鉄筋孔の高さ80%程度まで打設し、振動棒にて突き固める。



3.ゴールコン2段目以後

  • ゴールコンを正位、反対反位交互に設置し、各々その位置を調整しながら積み上げる。
  • 3〜4段毎に生コン打設を行い振動棒にて突き固める。

4.裏込、転圧

  • 裏込め(埋め戻し)材料は設計条件に照らしその条件に見合ったもので行うこと。
  • 転圧は、30cm程度の撒きだし厚に対しランマー等で入念に行うこと。
  • 擁壁背面の排水のための透水マット、栗石、等の施工工程と調整を図ること。


据付歩掛

(1)編成人員

編成人員は次表を標準とする。
編成人員(人)
世話役 ブロック工 普通作業員
1 ( 1.25 ) 1 ( 1.25 ) 2 ( 2.50 )

(2)10m2当たり施工日数

10m2当たり施工日数は、次表を標準とする。
ブロック据付10m2当たり施工日数(d) (日/10m2
ブロック一個の重量(t) 0.5以下 0.5を超え1.0以下 1.0を超え2.0以下
参考面積(m2 0.625 0.625、2.00:2.50 2.00、2.50
施工日数 0.20 0.2、0.14 0.20
注1) 本歩掛は、現場内運搬(10m2程度)を含み、ブロック間の接合、吸出し防止材の設置までの作業であり、床堀、基礎コンクリート、埋め戻しは含まない。
注2) 本歩掛は、標準擁壁延長L=10m 3スパンを交互施工とする。

(3)諸雑費

諸雑費は以下の通りとする。
諸雑費率(%)
諸雑費率 11
注) 諸雑費は、敷モルタル・目地モルタル・排出防止剤の材料費であり、労務費、ホイールクレーン(排出ガス対策型)賃料の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

機種の確定

据付に使用する機械の機種・規格は、次表を標準とする。
据付機械の機種及び規格
ブロック重量 機械名 規格 単位 数量
0.5t以上1.5t以下 ホイールクレーン 排出ガス対策型油圧式4.8t吊り
1.5t以上2.0t以下 ホイールクレーン 排出ガス対策型油圧式15〜16t吊り
注1) ホイルクレーンは賃料とする。
注2) 現場条件により上表により難しい場合は、現場条件に適合した機種、規格を計上する。

単価表

ブロック型枠式RC擁壁、設置10m2当たり単価表
名称 規格 単位 数量 適用
世話役
1(1.25)×d マニュアル参照
ブロック工
1(1.25)×d
普通作業員
2(2.50)×d
プレキャストブロック
n
ホイールクレーン賃料
d
諸雑費
1



注1) ホイルクレーンは賃料とする。
注2) 現場条件により上表により難しい場合は、現場条件に適合した機種、規格を計上する。